家族葬で大切な家族を送り出す|お別れの時間を作る

線香

今後考えること

お花

直葬も、自由葬の一種だ。そしてその様式は、自由葬の中でもとりわけ現代的なものだと思う。かかる費用をもっとも抑えることができる葬儀だからだ。葬儀に宗教的な意味を感じない人が多い現代の日本社会、特に都心部でこの葬儀様式が尊ばれている。火葬だけで済ませ、宗教的なセレモニーを一切行わないシンプルな葬儀”直葬は、儀礼的なセレモニーをほとんど行わない。仏式では僧侶が経文を読み、神式では神主が祝詞を捧げ、キリスト教式では牧師が聖書を朗読して祈りを捧げる。それら宗教的なセレモニーは、直葬では一切行わない。だから、寺院や神社や教会にお布施を払う必要がない。だから葬儀費用が安価に抑えられるのである。”参列者を招かず、身内だけで静かに葬儀が進められる”直葬では、故人の関係者だからといって参列者として招くようなことはしない。葬儀に参加するのは、故人と近しい親族だけである場合が多い。参列者を多く招けば招くほど、葬儀会場は広く大きなものが必要になる。参列者に振る舞う飲食接待費も嵩む。通常の葬儀では、この飲食接待費が葬儀費用全体の2割程度を占める。直葬ではこの点を削減することができるため、葬儀費用を節約することができるのである。”亡くなった場所からそのまま火葬場に直行はできない”直葬という名前から誤解されがちだが、故人が亡くなった場所、たいていは病院だが、そこから火葬場まで直行することはできない。日本の法律では、人が亡くなってから火葬するまでに24時間以上の間隔を置かなければならないことになっている。つまり、その間はどこかに遺体を安置しなければならない。霊安室が必要である。自宅か、もしくは火葬場の霊安室を借りることになる。病院が一日以上預かってくれることはほとんどない。”参列できなかった人々への、葬儀前後のケアを考えなければならない”直葬では、故人の関係者を呼ばずに葬儀を執り行う。関係者からすれば、葬儀に呼ばれなかったことは悲しく、憤ることさえあるだろう。葬儀に呼ばなかったのには諸々の事情があるにしても、事前、事後のケアはしておかなければならない。事前には、こうした理由で身内だけの葬儀にすること、参列は控えてもらうようお願いすること。事後には、個別の弔問への対応などを考えなければならない。